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グルコサミンといえば、関節痛の改善に効果があるとして注目をされている成分ではありますが、実は関節痛の改善のみならず、乾燥肌の改善にも効果があるとして、近年では美容目的での摂取も多くなっています。グルコサミンの効果効能として乾燥肌改善効果とはどのようなものか紹介をします。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸という単語を聞いたことがあると思います。近年では美容整形の分野で広く用いられていますし、ヒアルロン酸自体も販売されています。

このヒアルロン酸ですが、N‐アセチルグルコサミンとグルクロン酸によって構成された、高分子の物質であり、非常に保水力に優れています。1gのヒアルロン酸で6リットルの水を保水する能力があります。元々は目の中に含まれているものであり、このヒアルロン酸が存在しなければ、眼球が水分を維持することができずに壊れてしまうのです。

つまり、人間の身体を作る細胞同士をくっつけてバラバラに移動しないようにする、結合組織と呼ばれるものの主成分になります。

肌の潤いに欠かすことのできないヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、前述のとり高い保水力を持っています。しかし、加齢とともに体内でのヒアルロン酸生成量は減少をしていき、20代と60代を比較すると生成量は半分に低下してしまいます。

ヒアルロン酸は肌の潤いには欠かすことができませんので、ヒアルロン酸の生成量の減少は肌の老化、保水力の低下に原因となります。

ヒアルロン酸の経口摂取は無意味?

ヒアルロン酸の生成量が減少したら、ヒアルロン酸を飲めばいいとサプリメントで摂取、またヒアルロン酸を含む化粧品を使用したとします。

しかし、残念なことに、ヒアルロン酸をサプリメントとして摂取をした場合、具体的に効果が無いとされています。また、ヒアルロン酸を含んだ化粧品に関しては肌を乾燥から守るという観点からは効果を発揮しますが、ヒアルロン酸は高分子なので肌から細胞内に浸透していき、乾燥肌を改善させるということは考えられません。

グルコサミンとヒアルロン酸

グルコサミンを摂取しますと、体内でN-アセチルグルコサミンに分解されて吸収されます。このN-アセチルグルコサミンは前述の通り体内でヒアルロン酸を生成する効果を持っているのです。また、通常のグルコサミンよりも吸収率が高いので、N-アセチルグルコサミンは、グルコサミンの3倍の効果が期待できます。

つまり、ヒアルロン酸のサプリメントを飲むよりもグルコサミン、特にN-アセチルグルコサミンの入ったサプリメントを摂取した方が、乾燥肌の改善に効果を発揮するわけです。

臨床実験

実際に、N-アセチルグルコサミンを摂取することで、乾燥肌が改善されるのかという実験が、大阪市立大学医学部により行われております。

これは、肌が乾燥して荒れている女性22名に対して、8週間にわたり、N-アセチルグルコサミンを摂取してもらい、変化を測定するという臨床実験です。

その結果として、乾燥肌の改善、そして、皮膚の水分量測定では水分量の増加、肌にきめも細かく潤い滑らかになったということが確認をされています。

この理由として、経口摂取したN-アセチルグルコサミンが体内で、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成の促進をしたと説明をされています。

まとめ

グルコサミンの一種である、N‐アセチルグルコサミンを摂取することで、体内でヒアルロン酸とコラーゲンの生成を促すということがわかっています。

ヒアルロン酸に関しては、20代から分泌量が低下していき、分泌量の低下に伴い乾燥肌や肌の老化に繋がるとされています。しかし、ヒアルロン酸をそのまま摂取したり、塗布したりしても、あまり意味がなく、N-アセチルグルコサミンを摂取して、ヒアルロン酸の生成を促した方が、実はとても効果があるのです。

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