Pocket

lightning128_128グルコサミンは、関節の軟骨を構成するプロテオグリカンの構成成分の1つです。人間の体重の約3倍の負荷が移動時に関節へかかるのですが、軟骨がクッションの働きをしますので、硬い骨同士がぶつからずに痛みを覚えないのです。では、この軟骨がグルコサミンの摂取不足のせいですり減ってしまった場合、ある病気が発症します。今回は、変形性関節症を紹介します。

変形性関節症とは?

今でこそ、人間は2本足で歩いていますが、本来2足歩行をするようにはできていないのです。そのため、人間が2足歩行を始めてしまってから宿命的な疾患として、変形性膝関節症はあります。

男女比で見ますと、この変形性膝関節症は、「1:4=男性:女性」として、女性に多く見られるのが特徴であり、また、高齢者になればなるほど変形性膝関節症の罹患率というのは高くなります。

膝が痛くなるうえ、重篤な場合で膝の中に水がたまることがあります。

初期状態では、立ち上がったり、歩きはじめたりの動作をとりはじめた瞬間に痛みを覚えます。初期状態では、休むことで痛みが取れてきますが、次第に正座や階段の昇り降りが痛みにより困難となります。これが中期です。

最終的には、足を休ませても痛みが取れることがなく、足の変形が目立つようになり、膝をまっすぐピンと伸ばすことや歩行自体が困難になる病気です。

1993年の統計では、患者数は50万人を突破する、深刻な病気の1つとなっています。

原因は?

原因に関してですが、関節軟骨の老化があります。また、肥満や遺伝なども関係があります。

特殊な場合、骨折や靭帯、半月板損傷などの外傷がもとで起きたり、化膿性関節炎の後遺症として発症することもあります。

ただ、基本的には、老化によって関節の軟骨がすり減って行ってしまい、クッション能力が失われているからです。そのような状態で無理を続けますと軟骨それがすり減られていき、関節が変形して発症します。

予防方法

この予防方法ですが、下記のものがあります。

  • ふとももの前の筋肉を鍛える
  • 肥満の場合、減量をする
  • 膝の血行を良くする
  • 和式トイレを避ける
  • 正座を避ける

これらが、日本整形外科学会が提唱する予防方法になります。正式には提唱されていないのですが、グルコサミンを摂取すると、膝の痛みの緩和に効果があります。

ただ、外傷などの後遺症によって起きる変形性関節症の場合は、十分な効果を発揮しませんので注意をしてください。

グルコサミンの効果

グルコサミンは、あくまでも栄養補助食品であり、薬ではありませんので、グルコサミンを飲むだけでは変形性関節症の治療は不可能です。特に重篤な場合は医師の診察などが必要ですが、軽度ならば痛みを抑えるのに効果を発揮します。

グルコサミンは、軟骨を構成する成分であるプロテオグリカンの重要な構成要素になります。つまり、軟骨のすりへりが原因で発症する変形性関節症の初期症状ならば、グルコサミンを飲むことと、前述の予防法を徹底することで、悪化を避けることが出来ます。

グルコサミンを摂っても、非常に太っている体型なら意味はなしません。

ただ、老化が始まると体内でのグルコサミン生成量が減少していきますので、グルコサミンを積極的に摂っていくことで供給を維持し続けることが可能です。

まとめ

2足歩行をするため、人間の膝には非常に負荷がかかっています。その結果、膝のクッション機能を果たす軟骨がすり減っていくと変形性関節症を発症します。これは2足歩行をする人間の宿命です。

日本ではグルコサミンでの治療というのは正式には認められてはいないのですが、軟骨を生成するグルコサミンを多く摂ることで加齢により体内で作られるグルコサミンの量が減少したとしても、変形性関節症になりにくくなります。

ただ薬ではありませんので、すべての変形性関節症の改善に効果があるというわけではありません。

Pocket