グルコサミンは一度に過剰に摂取してしまった場合、胃腸系の障害が起こる可能性があります。1日に飲む目安量も体重などによっても異なってきますし、飲み始めに関しては注意をして飲んだ方が長く飲み続けることにつながります。今回は、グルコサミンを飲むタイミングについて紹介をします。
グルコサミンの摂取方
グルコサミンに関しては、食事によって1日の必要量を摂取するのは非常に困難な栄養素になります。グルコサミンが豊富に含まれている食品として考えられるものは、カニやエビの殻です。
カニやエビの殻には、グルコサミンそれ自体が含まれてわけではなく、体内に入ることでグルコサミンとなるキチン質というものが豊富に含まれています。ただ、カニやエビの殻を粉末にして摂取したり、桜海老のような殻ごと食べることのできるエビを摂取したりしても、摂取した分のキチン質がすべてグルコサミンになって吸収されるわけではありません。
カニやエビに含まれるキチン質から生成されるグルコサミンに関しては、その多くが人間では吸収することのできないタイプのグルコサミンになりますので、食品にてグルコサミンを摂取する方法というのは現実的ではありません。
食事によってグルコサミンを摂取するのであれば、相当な量のキチン質を摂取しなければなりません。
サプリメントが理想的
グルコサミンの摂取方法として、ドリンクタイプ、粉末タイプ、そしてサプリメントがあります。
これらは、特殊な抽出方法で人間の体に吸収されるグルコサミンを多く含んでいるものですが、ドリンクタイプに関しては持ち運びに不便であり、値段も高くグルコサミン独特の香りや味によって摂取を断念するケースが多分にあります。
そして、粉末タイプに関しては錠剤のサプリメントと比較をすると飲むのが面倒くさく、適量を計測するのも難しくなります。また、こちらに関しても、グルコサミンの独特の味や香りにより、継続摂取を断念するケースが多くなります。
その中でサプリメントに関しては、ドリンクや粉末と比べると飲みやすく、何よりグルコサミン独特の味や香りというのがほとんどありませんので、グルコサミンは味が苦手、ニオイがダメであるという方であっても飲みやすく、一度に飲む量を計測する必要がないので飲みやすく、飲みすぎる心配というのはないでしょう。
グルコサミンを飲むタイミングは?
本題のグルコサミンのサプリメントを飲むタイミングですが、食後がいいとされています。食後というのはもっとも胃や腸が栄養を吸収するために動くタイミングなので、グルコサミンの吸収率が高まることが期待できます。
グルコサミンのサプリメントに関しては、経口摂取して30分以内に吸収が始まりますので、胃腸があまり活発に働いていないときに飲むよりは、消化吸収で胃腸が活発に働いているときの方が効果は高いとされています。
グルコサミンを飲む回数
グルコサミンを飲む回数ですが、1日の必要目安がサプリメントには書かれています。必要目安の量を一度に摂取してしまいますと、グルコサミンの主成分であるムコ多糖類の副作用である胃腸系の障害が現れる可能性があります。
1日の必要目安量の3倍を飲んでも、胃腸系には問題が起きないのですが、一度に大量に飲んだ場合は、目安量の範囲内であっても問題が起こる可能性がありますので、一度に1日の摂取目安量を摂取するのではなく、朝昼晩の食事の後に飲むようにすると、安全にそして効果的に飲むことができます。
まとめ
グルコサミンに関しては、サプリメントでの摂取が理想的であり、飲むタイミングに関しては吸収力が高まる食後がいいでしょう。グルコサミンのサプリメントは経口摂取すると30分程度と早いので食後がいいでしょう。
また、一度に大量に摂取すると胃腸系の障害が起こる可能性がありますので小分けに飲むようにしましょう。