グルコサミンは、人間の体内で生成され成分です。しかし、加齢とともに体内で作られるグルコサミンの量は減少していきます。その結果として軟骨のすり減りなどの原因になります。軟骨は関節のクッション作用には欠かすことができず、すり減ってしまうと関節痛の原因になります。必ず摂取したいグルコサミンは安全安心な成分なのか、副作用はあるのか今回は紹介をします。
グルコサミンサプリの安全性
グルコサミンを効率よく摂取するために挙げられるものは、サプリメントです。
グルコサミンに関しては安全性の高い成分であることは間違いありません。体内で作られのですから有毒なはずはありません。しかし、サプリメントで摂取する場合は注意が必要になります。
まず、前提として薬などを飲んでいる場合、その薬がグルコサミンと相性が悪い可能性がある場合は摂取を取りやめた方がいいでしょう。
また、甲殻類に関するアレルギーを持っている方も、グルコサミンの多くのサプリメントの服用はしない方がいいでしょう。一部、植物由来のグルコサミンに関しては服用しても問題はありません。
グルコサミンの必要摂取量
グルコサミンを安全に摂るためには、1日1,500mgになるように計算をして服用をしましょう。1,500mgというのがグルコサミンの適量なので、この適量を守れば安全に飲み続けることが可能です。
サプリメントに関しては、1日の摂取量が書かれていますので、もし適量で1日1,500mgのグルコサミンを摂取できるのでしたら、1日にそれ以上のサプリメントを飲む必要はありません。
グルコサミンとアレルギーに関しては
グルコサミンのサプリメントの多くが、甲殻類、つまりカニやエビの殻からグルコサミンを抽出して凝縮したものになっています。そのため、甲殻類特にカニやエビにアレルギーを持っている人が、グルコサミンのサプリメントを服用した場合、アレルギー反応が出る可能性があります。
それでも、グルコサミンを摂りたいという方は、植物由来のグルコサミンのサプリメントを利用することで、アレルギーの心配なくグルコサミンを安全に摂取することが出来ます。
グルコサミンそれ自体には問題がないのですが、グルコサミンを多く含んでいるのがカニやエビなどの甲殻類の殻になりますので、アレルギーの心配があるのです。
グルコサミンを飲んで出る副作用
グルコサミンに関しては、下記のような副作用が報告されています。
- 胃痛
- 胸焼け
- 便秘
- 下痢
これら、胃腸系の障害があることが報告されています。そのため、胃腸が弱いという方に関しては、1日の適量をかなり気にして、グルコサミンを摂取した方がいいでしょう。また、何らかの異常が出た場合は、無理に飲み続けるのではなく、体調を確認して服用の継続を検討しましょう。
グルコサミンのサプリメントに関しては、コンドロイチン硫酸があわせて含まれていることがあります。このコンドロイチン硫酸に関し手も胃腸障害を起こす可能性があるといわれておりますので、サプリメントにてグルコサミンとコンドロイチンを摂取している場合に関しては、気を使った方がいいでしょう。
しかし、繰り返しますが、適量を摂取するのであれば、安全性が極めて高いので、過度な摂取を避けることだけを念頭に置いておけば胃腸障害などに悩む必要はないと思われます。
グルコサミンと薬
ワルファリンという抗凝固薬を飲んでいる場合、グルコサミンサプリをあわせて飲んでしまう場合、薬の効果を強める可能性があるといわれています。
ワルファリンは、抗凝固薬という血液中に血栓ができるのを抑制するための薬です。つまり、これの効果が強まった場合、出血を起こしてしまう可能性があります。くれぐれも注意をしてください。
まとめ
グルコサミンサプリに関しては、安全性が高いのですが、いくつかの条件下では、その使用をやめた方がいいでしょう。
まず、グルコサミンサプリは原料がエビやカニの甲殻類の殻なので、これらにアレルギーを持っている人がグルコサミンサプリを使用すると問題が出てきます。植物由来のグルコサミンサプリに関しては問題ありません。
また、1日1,500mg以上を継続的に摂取していると、胃腸障害を起こす可能性があります。
そして、グルコサミンサプリのせいで効果が強くなる薬がいくつか存在していますので、薬を飲む際にはグルコサミンサプリと併用して問題ないか調べておきましょう。