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グルコサミンの種類の1つであるN-アセチルグルコサミンは、普通のグルコサミンの3倍の効果があるといわれています。このN-アセチルグルコサミンがどうして、普通のグルコサミンと比較をしたときに3倍の効果があるといわれているのか、今回は紹介をしていきます。

グルコサミンとN-アセチルグルコサミン

N‐アセチルグルコサミンは、関節や肌にあるヒアルロン酸の「もと」となる成分になります。ヒアルロン酸に関しては、肌の潤いに効果がある成分であり、また膝などではクッションの役割を果たし、各関節と骨を保護する効果を担っています。

一般的にグルコサミンのサプリメントには、グルコサミンが使用されていますが、そのグルコサミンとN-アセチルグルコサミンは異なったものです。通常のグルコサミンは、グルコサミン塩酸塩もしくはグルコサミン硫酸塩というものです。これは、酸分解という抽出方法でエビやカニの殻から抽出した成分であり、自然界にはほとんど存在しないグルコサミンの形になります。

グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩の味には、独特に苦味があり、苦手であるという方もいます。

一方、N-アセチルグルコサミンに関しては、天然の形を壊さないようにじっくりと丁寧に時間を変えて酵素分解によって抽出した天然型グルコサミンであり、味に関しても自然な甘みを持っています。

つまり、普通のグルコサミン(グルコサミン塩酸塩とグルコサミン硫酸塩)とN-アセチルグルコサミンは抽出方法が異なったものであり、N-アセチルグルコサミンの方が時間と手間のかかる抽出方法によって抽出されたものです。

N-アセチルグルコサミンの効果が3倍の理由

N-アセチルグルコサミンですが、もともと人間の体内に存在するグルコサミンと同じ形状をしていますので、N-アセチルグルコサミンは摂取後、そのまますぐに利用されますので、利用される割合については、一般的にグルコサミンと比べると高くなります。

では、一般のグルコサミンに関しては、摂取後、体内で吸収されます。そして体内でN-アセチルグルコサミンに変換されて、ようやく利用できるようになります。つまり、吸収、変換の過程を経ますので、N-アセチルグルコサミンを直接摂取した時よりも、変換して利用されるN-アセチルグルコサミンの量が少なくなるのです。

この結果として、通常のグルコサミンとN-アセチルグルグルコサミンを比較すると、N-アセチルグルコサミンの方が、同じ量でも3倍近く体内での利用量が異なるというわけです。

ヒアルロン酸とN‐アセチルグルコサミン

ヒアルロン酸は関節や肌に有用な成分ですが、たとえば、直接ヒアルロン酸を摂取したとしても、満足できるヒアルロン酸の量を体内に入れることは不可能です。また肌にヒアルロン酸を塗ったとしても肌からの吸収というのは不可能です。

これらの原因は、ヒアルロン酸が高分子、つまり分子の大きさが大きいからです。そのため、そのままヒアルロン酸を摂取しても、そのままでは吸収されず、一度、N‐アセチルグルコサミンに分解されて、体内で利用されることになります。

つまり、ヒアルロン酸の経口摂取というのはムダが多いので、N‐アセチルグルコサミンを摂取して、ヒアルロン酸として利用した方が効果が高くなります。

まとめ

一般のグルコサミンは、酸分解という抽出方法から抽出した自然界にはもともと存在しないグルコサミン塩酸塩、もしくはグルコサミン硫酸塩になります。これらを経口摂取した場合、一度、吸収されてN―アセチルグルコサミンに分解されて利用されます。

一方、N‐アセチルグルコサミンに関しては、体内に存在するグルコサミンになりますので、摂取をするとそのまま利用されます。つまり、非常に効率よく利用することができるのです。

また、ヒアルロン酸に関しても、一度、N-アセチルグルコサミンに変換しますので、N‐アセチルグルコサミンで、摂取した方が効率がいいのです。

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