グルコサミン・コンドロイチンのサプリメントをはじめとした、サプリメントのラベルには飲みすぎても効果が増すことはありませんと記載されています。今回はサプリメントの飲みすぎについて紹介をしていきます。
飲めば飲むほど効果はある?
グルコサミンやコンドロイチンを飲む方の場合、「最近よく疲れを感じる」「医者にかかるほどではないにしろ、自分の体調に何か違和感がある」という方が飲むでしょう。サプリメントは薬とは異なり、医師の処方を必要としません。さらに、手軽に摂取することも可能ですし、なにより薬よりも副作用のリスクが少なくなります。
サプリメントはあくまでも病気の予防、健康維持のためにのむ栄養剤であり、薬のように副作用などはありません。その上、手軽に手に入れて摂取することができるので、多く摂取しすぎてしまうという方がいます。
できる限り多く飲んだ方が、サプリメントの効果が高くなると考えてしまいがちですが、実はまったくそんなことはありません。
お酒はわずか飲めば、「酒は百薬の長」とまで言われるほど、人体にはプラスの効果があります。緊張をほぐしたり、気分をリラックス・楽しくさせたりする効果です。しかし、飲みすぎれば、肝臓をはじめとして体中に異常をきたします。
サプリメントでも同じことであり、サプリメントは適量の摂取は体にいいのですが、過剰に摂取するというのは逆効果になります。
サプリメントは用法・用量を守るべき
市場に販売されているサプリメントの安全性は保障されています。ただ、1錠に濃縮されている栄養価は高くなっています。そのため、サプリメントを過剰摂取した場合、体内では過剰摂取されたサプリメントの処理をしきれません。
服用したサプリメントの処理が終わっていない状態なのに、また、サプリメントを過剰摂取されてしまえば、サプリメントなどを処理する器官である肝臓は疲労してしまい、逆に健康を害してしまいます。つまり、過剰摂取は内臓器官に多大な負担をかけてしまうので危険なのです。
過剰摂取しないように気を付けるべきこと
コンドロイチンを過剰に摂取してしまった場合、コンドロイチンの効果効能が高くなるわけではありません。摂取目安量を超えて摂取しても、それ以上の効果は体には現れません。なぜなら、摂取目安量以上を超えて摂取しても、体内では分解・吸収が難しくなるからです。
また、グルコサミンやコンドロイチンについては、胃腸に負荷を与える副作用がありますので、用量と用法を守って飲んで方がいいでしょう。
サプリメントは、グルコサミンとコンドロイチン以外にも様々なビタミン類が配合されているケースがあります。ビタミン類を過剰に摂取しても、ビタミンを分解する肝臓に負担がかかりますし、下痢、尿路結石などの原因となるでしょう。頭痛・嘔吐・食欲不振・倦怠感・腎機能障害など様々な病気に発展する可能性があります。
過剰摂取をしないためには、ラベルに記載されている1日の摂取目安量を見て摂取するというのが安全です。
まとめ
サプリメントは健康補助食品であり、薬ではありませんが、摂取目安量を守らず過剰に摂取をしてしますと、栄養素を分解する肝臓に多大な負担をかけてしまい、肝臓疲労の原因になります。
また、グルコサミンやコンドロイチンを過剰に摂取すると、胃腸系に問題が出るので注意をしましょう。